日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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「玄海と中国」第10回

鎮国寺境内の「般若心経壱千巻写経納塔」碑文

鎮国寺(宗像市 吉田 966)境内を右に登ると、木々の中にひっそりとこの
般若心経壱千巻写経納塔が立っている。あまり、人目に付かない。
1986年中秋、宗像市日の里の中村隆次さんが鎮国寺住職の同意を得て建立した
ものである。塔の中には中村さんが写した般若心経千巻が納められている。
そして、塔の裏面には、下記のような、中村さんの中国侵略戦争への慚愧の思いと、これからの世界の恒久平和への強い願いが刻まれている。

碑文

大東亜の理想のもと、正義の戦いと信じて北支の戦線に赴き、多くの友と共に
昼夜の別なく、或る時は炎熱を、或る時は風雪を冒して戦闘に従った。
其の間、戦陣に斃れた数多くの友を曠野において荼毘に付した。
其の紅蓮の焔は我が心に焼き付いて消えず。其の白煙の余臭は鼻に残って
去ることがない。我は瀕死の重傷を負い、終戦の後は極寒の地で虜囚の苦しみを
得たが何の償いになろうか。悪夢は未だ去り難い。戦後、平和な今日において、
そを思うとき、戦いは侵略であって、如何に中国民衆を苦しめたかと覚り、
真に慚愧に堪えず、痛恨の極みである。
茲において、其の菩提を弔わんと発心し、般若心経千巻の写経を志した。
それから五年余、御佛の加護により千巻の写経を終えることが出来た。
此の鎮国寺の聖地の一隅に塔を建立して、心経千巻の写経を納め、
戦いに死んだ有縁の友の冥福を祈り、戦火に逝った中国民衆の霊を慰め、
恒久の平和を祈念するものである。
昭和六十一年  中秋
願主 中村隆次

          境内にある碑


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