日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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中国近現代史4月、5月の予定
(季節がいい春なので歴史散策したらいかがでしょうか)

4月19日(日)、10時~15時、集合は福岡地方裁判所前?
「福博の日中遺跡を訪ねる歴史散歩」
~鴻臚館跡、元寇防塁、往還の碑、承天寺、聖福寺など
5月17日(日)、10時~15時、集合は福間駅
「志賀島の日中遺跡と10(とう)の万葉碑を尋ねる歴史散歩」
~志賀海神社、金印公園、蒙古塚、張作霖の揮毫碑、万葉歌碑、荒雄の碑、潮見公園

中国語学習支援をどうするか
玄界灘支部として中国語学習支援を考えることになった。
各人のそれぞれの地域などでの中国語講座での学習をより効果あらしめるための学習援助が望まれていた。
各講座前後の自学自習が学習者に不可欠なのだが、それを自分らで励まし継続させるのが、玄界灘支部の現在の役割だと考える。しかしそれがどのようなものであればいいのかは定かでない。絶えず話し合い、試行錯誤の中で、その時々の最良の方法を見つけていくのではないかと思われる。

支部ニュース『玄界灘支部版』
新聞つくりは面白い。
でも慣れないと一層難しい。一人でも多くの会員が新聞つくりに携わることが出来るように、講習会も始まった。引き続いて行いたい。会員非会員を問わず参加して欲しい。希望の気持がある人は、事務所(0940-52-1246)或いは石津宏介の携帯(090-8409-2254)に連絡されたし。


「宗像大宮司家の日宋貿易」講師 河窪奈津子氏。
対宋貿易(南宋との貿易)は、宗像氏と中国の王氏、張氏らとの姻戚関係が生まれるまでに深まる。そこに至る有史以来の宗像の動きも示された。
 世界遺産に申請している宗像だが、その中心沖ノ島の国家的祭祀が始まったのは4世紀後半。高句麗の南下に対抗した百済らと大和政権との軍事同盟形成期だ。10世紀後半の遣唐使廃止と機を一にして沖ノ島から国家は後退する。分りやすかったが、時間切れになった後半こそ聞きたかった。
 蛇足的だが、新たに学んだ知識3点。
 津屋崎にある字名の「唐坊地」に関し、自分で「唐坊」と名乗る人が文献上でも存在する。
「宗形」「胸形」と呼ばれていたが、1165年(永万元年)以後「宗像」として広がっていく。
 大蔵経(経蔵・律蔵・論蔵)=一切経=三蔵 従って「三蔵法師」は固有名詞でない。

中国人強制連行裁判 福岡高裁を傍聴して  090309
  「いずれも棄却する」裁判長は退職した前裁判長の代読だとして読み上げた。その間、1分もかからない。
  傍聴者皆で場所を移した。天神のクリスタルホテルの3階。「国と企業は速やかに謝罪と損害賠償を!」との横断幕が前面に貼り出されている。
  小野山弁護士団長が「余りにも悪い判決」と口火を切った。やはりそうなのか。判決の酷さ、ただ主文だけを伝えて「以下省略」とした裁判官の無表情、隠された権力迎合の姿勢。
素人は一頃、「和解」すら勧める裁判過程に大いなる期待をしていた。それが最悪の形で示される。「国家ムトウセキ」と「時効」、素人には事実理解の困難な言葉が事態を決定。権力側の無責任を法的に合理化する。右翼系流派の「侵略なし」とする「侵略賛美」、この思想を裁判所が後押ししている。
「加害の事実の歴史認識をかみ締めて、理論を作り上げること。何もせず60数年放置してきた日本だが、世論の力で動かしたい。」と結ばれた。

  原告らの日本人観は、戦時中の日本は野蛮、裁判の過程で会った日本人は親切、である。だから余計に、この判決を聞き失望させた。
問題は、日中共同声明の解釈の違い。福岡高裁は勝手に日中声明を解釈して放棄したと指摘する人がいた。先日のテレビで、第二次世界大戦時に日本軍の下捕虜の管理をさせられ結果としてBC級判決を受けた当人遺族らの賠償請求裁判も「日韓条約」で放棄されたとの解釈で棄却されていた。類似の構造である。
  この時の集会時に原告の言動を、弁護士は以下のように説明した。
  記者の方を含めて分りやすかったと思う。原告の怒りの大きさ深さ、日中の言葉の溝、壁。この二つの課題をいつも自覚していくことだとも指摘があった。
  東京大空襲は日本人だからうまくいくかも。
  中国政府は放棄したとも放棄していないとも言わない現状。今後の裁判闘争は支援組織拡大を抜きに理念的だけでは済まないのも事実。
  中国上海地方裁判所で強制連行事件を扱うようになった。
  知覧の飛行場を作らせていた違法献金で話題の西松建設、中国人強制連行をしてないと言うが朝鮮人労働者を炭鉱労務で酷使していた麻生炭鉱。
  この10年、逆風に向って裁判をして来ざるを得なかった、と明かす。田母神が5月3日に1000円会費の講演会を福岡で開くご時世だ。
  傍聴していた中国人の若者は、原告の物言いに疑問を呈した。自分の言葉だけだろうかと。それでも多極化体制に移行し中国抜きに日本の経済も立ち行かないと判断する企業もある。そうした状況で政府の意向に委ねてか明治憲法と同じ論理を使う今の裁判官。近代国家の常識に反し資料遺棄を勧め、国際的にも問題になっている裁判であるのに、主文のみで以下省略と言い放つ。何が公開か。百年一度の何が問われているのか、との告発の発言に意を強くした。私達はどう生きていくべきか。中国人戦争被害者の要求をいかに支えていくかが問われている。
                                                    (石津)