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日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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友好の海・東シナ海にするために<最終回>

~みんなで考えよう尖閣諸島問題~

<第5回~どこが焦点、どう解決するか>

第1。私が考える尖閣諸島問題についてのポイントは、戦後25年間以上、尖閣諸島をアメリカが軍事占領下に置き、射爆場など軍事利用しているのに、なぜ「尖閣諸島を中国に返せ」と中国政府は1度も抗議しなかったのだろうか。そして、70年代になって、なぜ、初めて領土要求を始めたのか。日本では「中国は海底油田があるのが分かって、言い出したのだ!」と信じられている。1972年の竹入―周恩来会談はそれを示唆しているが、日本側のメモのみだ。1945年から四半世紀にわたって、敵対する「アメリカ帝国主義」が中国を狙って、“中国の領土・尖閣諸島”で軍事演習をしているのに、抗議一つしてないのは不思議である。仮に、中国の立場に立つなら、これは、「決定的な政治的なミス」である。というより、やはり、中国は、尖閣諸島が「日本領とである、と認めていた」と解釈する方が自然であろう。

第2は、日中双方は刺激的行動を控えることである。日本での中国報道は極めて感情的、扇情的である。正に敵国扱いである。「日中の関係を憂う」気持ちは全くない。例えば、11月14日のNHKの放送、日本で首切りにあった技術者が、やむを得ず中国の企業へ就職しているのだが、その人に「後ろめたさはないか」などと質問している。米国の会社への日本人頭脳や技術の流出の場合にこんな質問をするだろうか。極めて巧妙な報道である。

第3は中国政府も中国漁船も日本が尖閣諸島を現実支配している「実態」を認め、刺激的行動を慎むべきである。ある報道によれば、「尖閣諸島近海では中国漁船の操業は大目に見られていた。台湾漁船に対しては、それがない。為に400万元、800万元という高い罰金をとられるので、台湾漁船は中国の国旗を掲げて操業している」という。これは国境風景だが、「大目に見る」のは、未解決の国境問題を乗り越える一種の現実的対応、知恵である。しかし今回の衝突、船長逮捕、再勾留ということで、かつてない問題を惹起することになった。

第4に日中双方は領土問題でも話し合いのテーブルに着くべきである。相手にも主張があるのだから、当然聞くべきだろう。日本政府のように「領土問題はない。話し合わない」という態度では、北方領土問題も、竹島問題も解決しない。1歩も進まない。ここは現実にロシア、韓国が支配し、日本の尖閣諸島の裏返しである。ロシア、韓国が「領土問題はない」と居直ったらどうなるのか。つまり、日本の対応は論理に一貫性がない。中国とは、特に、領海問題、排他的経済水域問題、ガス田問題がある。「領土問題以外は話し合え」と中国に言うのも虫のいい話である。話し合わないで、何事も解決できるわけがない。
(いわさひでき)

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