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日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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110105『季刊中国』紹介

『季刊中国103号 2010冬季号』

           季刊中国103


*巻頭言 古田元夫
「ベトナムでの千年祭時、革命博物館訪問。「敵」をつくらない現実主義的全方位外交への転換との文脈で」。
<紹介者石津の一言=名指しが消えると言うのは信じ難いけど、政治的判断の複雑さ重さを感じた>

―日本中国友好協会創立60周年記念―
*記念講演 「日中関係と日中友好運動の60年と未来」 伊藤敬一
はじめに
戦後民主主義は日中友好運動の原点
新中国建国と朝鮮戦争、激変したアメリカの対日政策
結成主旨第一項の重要性
協会結成大会活動方針の「友好運動の原則」
日中友好運動の未来にわたる展望
アジア諸国との協力関係を強化して日本の未来を切り開こう
<紹介者石津の一言=遠く近く友好運動の正道は続く。
独りよがりを戒めつつ誠実に生きていくことの大事さを学ぶ>

*シンポジウム「日中関係の未来を展望する」


【第1部】「歴史の自省から新たな日中関係を模索する」
課題は、
1 若い世代の歴史意識を変えていく具体的な方策
2 「愛国心」をめぐる問題提起について
「愛国心との向き合い方をもう一度考えてみる必要はないだろうか」(コーディネーター 水羽信男)

「日中戦争の研究から」石島紀之
困難な歴史和解を一歩でも前に進めるための市民レベルでの取り組みについて。
  教育や映像などを通じて戦争に関する記憶は、固定化され、単純化され、政治化されかねない。
  日中間の対立が深まれば、ラディカルで排外的なナショナリズムを生み出す土壌となりえる。
  ナショナルヒストリーを超える日中戦争史が発展し、歴史認識の面から歴史和解に寄与する。
  戦争保障裁判で,信頼関係構築でno
成果。
  現在の日本では、政治の側に歴史問題の克服、歴史和解のとりくみの期待は困難。
  市民レベルでの対話と学びを積み重ねるなかで,双方の歴史認識を変化させていくことが重要。
若い研究者の歴史問題克服の仕事に期待。

「日本近代史研究から」山田朗
  はじめに
  近代日本と中国の関り
  戦争の記憶の継承
   中国、北朝鮮、韓国では、戦争や植民地支配が自分の、自分の家族問題として語られてきた。
   日本では逆に語られることが稀でしかなかった。
   若い人の歴史認識のギャップを埋めるための公教育における歴史教育を豊富なものにしていくのが課題。

「日中歴史認識問題の研究から」――日中友好と近代日中関係史像 劉傑
2006年発足の日中歴史共同研究の発表
 最大の限界は、学者中心に行われたが、「外交」=政治外交関係の改善・対立の緩和を目標とする延長線上にある。
 一国史、ナショナルヒストリーの枠を超越できず。
 自国中心の歴史観がクローズアップされがち。
 違う歴史認識を持つ研究者同士の交流と共同研究に期待。
「歴史とは現在と過去との対話である(E.H.カー)」として、どの過去と対話しているか。
  日本は1945年以降と対話。中国は1911年以降と対話。
  尖閣諸島問題でも、両国の対話の形式が異なることから生じているのではないか。
 東アジアの三国はそれぞれに、歴史和解の問題を国内問題として抱えている。
 政治主導の共同研究と並行して民間ベースの研究の拡大も必要。
 日中の若い人の歴史知識の格差克服の努力も必要。
第一部相互討論「日中関係の未来を展望する」


【第2部】「現状を分析し未来を展望する」
「日中友好を正面に据えれば、異なる主張の応酬も、必ず有益な対話を構成していく」(コーディネーター 宇野木洋)

「中国経済の現状から」大西広
  はじめに
地域格差は見かけと違って縮んでいる
  中国のジニ係数
  中国における貧困人口の縮小
砂漠の減少
  新しい問題が教える「古い価値」
  「北京コンセンサス」=中国的価値は学ばれてしかるべき

「EUの現状から東アジア共同体を展望する」羽場久美子
  対立が高まり、深まっている時こそ和解の時期ではないか。
  東アジア共同体と日中和解をあわせて、拡大EUの状況から考えたい。
  いま、独仏和解100万人若者交流計画にちなんで、
日中韓100万人若者交流計画が試みられようとしている。
  制度化は後でいい、ソフトパワーの協力から始めればいい。
  日中友好協会の役割はきわめて重要。

「日中関係の現状から未来を展望する」―「新日中関係は?」毛里和子
  はじめにー「尖閣」と「ノーベル平和賞」
  中国のナンバーワンぶり
  日中関係
  日中間の四つの段階
日中間のイシュー
  今後の日中関係
  中国外交の特質
新日中関係は
  日中には制度や枠組みが必要
  東アジアの多国間の協力を制度の一つとして進める
  ヨーロッパとは逆のプロセス
  地域的枠組みは入り口
  日中の和解は出口
  ネオ・ウエストファリア体制として非対称的な諸国が協力体を作り上げることで可能
<紹介者一言=討論も含めての内容についてコーディネーターの言にもあるが、意見の相違がかなりある。こんなにあっていいのかとも思わぬ訳ではない。
しかし、違憲の違いを含めたシンポジュームが開かれた意義は大きい。>
   
*ノーベル平和賞受賞者・
  劉暁波の思想に関する一考察 宇野木洋
  はじめに
文革後10年の文学的営為に対する全面否定
「全面欧米化論」と中国知識人批判
「64.天安門事件」前後における劉暁波の思想と行動
おわりに

*新歳時記 冬の巻 廻る季節を生きる人々の世界 辻雄二
*中国文学あれこれ 92 中国の「千年の不孤独」
  ―劉震雲『一句頂一万句』を読む 塩旗伸一郎
   「出廷津記」前半―置き去りの「前言」
「出廷津記」後半
三人の「回廷津記」
「そのひと言」をさがす旅
「千年の孤独」か「孤独の欠かん」か
タイトルについて
実在する地名の意味

*中国内外大事記 2010年7月~9月
*読者の声・編集後記
*表紙の写真 西塘(撮影:伊那谷峯雄)




石津宏介のHP(ホームページ)は、「石津宏介」で検索するか、
http://www.geocities.jp/fkpwr261/index.htm で見られるはずです。
駄目な時はj「あるがままに前進」か「arugamama3」で検索するか、
http://blog.goo.ne.jp/fkpwr261_521/ (261の後は[ _ ]半角の下バー)
で、HPとほぼ同じ内容を見ることができます。


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