日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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鎮国寺「般若心経壱千巻写経納塔」の碑文

大東亜共栄の理想のもと正義の戰いと信じて北支の戰線に赴き多くの友と共に昼夜の別なく或る時は炎熱を或る時は風雪を冒して戰闘に従った。
その間、戰陣に斃れた数多くの友を曠野において荼毘に付した。
其の紅蓮の焰は我が心に焼き付いて消えず其の白煙の余臭は鼻に残って去ることが無い。
我は瀕死の重傷を負い終戰の後は極寒の地で虜囚の苦しみを得たが何の償いになろうか、悪夢は未だ去り難い。
戦後平和な今日においてそを思うとき戰いは侵略であって如何に中国の民衆を苦しめたかと覚り真に慙愧に堪えず痛恨の極みである。
茲において其の菩提を弔わんと發心し般若心経千巻の写経を志した。
それから五年余御仏の加護により千巻の写経を終えることができた。此の鎮国寺の聖地の一隅に塔を建立して心経千巻の写経を納め戰いに死んだ有縁の友の冥福を祈り戰禍に逝った中国民衆の霊を慰め恒久の平和を祈念するものである。
昭和六十一年  中秋
願 主
            中村 隆次
 
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