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日本と中国の友好を願って活動する日本中国友好協会玄界灘(宗像・北粕屋)支部

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<連載>日中友好協会新聞・雑誌の部分紹介

研究誌『季刊中国 99号 (2009年冬季号)』   

(段落毎の番号、及び各文章の小見出し列記の次の読後短評は,石津宏介が勝手に書いてます。ご勘弁を。)

<日中友好協会学術交流座談会報告>

*今次経済危機への日中政府の対応と日中交流について 大西広
①経済危機下における労働組合の役割
②高額所得者への累進課税の強化が必要
③低下した潜在成長率に見合った全社会の制度設計を
④2025年前後には中国もゼロ成長に
⑤イデオロギーレベルでの世界への積極的発言を
⑥大学教育では「実学」以外も大切に

マルクス経済学の出番は、外需依存から内需重視に進み得るための理論としてだけでなく、世界全体に貢献することとしても求められている。

*中国訪問記 新藤榮一
①はじめに
②「百年に一度の危機」の神話
③何がどう違うのか
④新産業革命としての低炭素革命
⑤フラット化する世界と中国
⑥巨大な中国市場の意味
低い対米依存と強められる労働福祉政策
⑦結びに

マスコミらを通して意識的に歪めて作られている日本人のものの見方。そのひとつの世界に関する常識。事実を通して中国経済も見たい。

*世界経済危機と社会保障・就業補償問題 井手啓二
1国際金融危機と日本・中国経済
①今次世界経済危機を私はどう見ているか
②世界経済危機と日本
③世界経済危機と中国
2座談会での報告・討論・質疑
3今次訪中の感想

経済危機だから「社会保障」重視と言うのは分り易い考え。「就業保障」を強く願う私としてみれば、政府の本気度、実施力を重ねて問いたくなった。

*田母神「論文」とその後 石川賢作
①歴史への無責任と珍論
②「日本軍の軍規は厳正」であったか
③「”満州帝国”は豊かで治安が良かったから人口が爆発的に増加した」のか
④「満州国」の治安と「臨陣格殺」
⑤植民地の「内地化」の実態
⑥「日本は第二次大戦前から”五族協和”を唱えた」が
⑦日本軍が東南アジアでおこなったこと
  シンガポール華僑を中心に
⑧歴史教科書について
⑨私とシンガポール
⑩平和憲法の破壊をねらう
⑪田母神「論文」とその周辺
  「戦争は究極の公共事業だ」

権力は踊りたがる者を踊らせ図に乗らせる。体験的事実をも元にした丁寧な批判。新たな教科書の出現に私も拍手。

*定着する農民工の現実 山田敬三
①定着する農民工
②農民工の住居
③乱れる男女関係
④後継者のいない農村
⑤零細企業の経営者
⑦地獄沙汰も金次第
⑧貴族と奴隷

何と悲しい今の中国か。哀れな一面。資本主義的負の有様。中国の変革を望んで止まず。

*書評『魯迅 自覚なき実存』(山田敬三著)をめぐっての感想 中井政喜①山田氏の研究方法としての実証主義
②構成について
③独自の魯迅像の追求
④思想と精神構造の違い

書評もまた一つの自己表現。かつての学生時代の中国著名人評価を見直す必要を感じてて来たが、魯迅観もその一つ。

施蟄存『上元灯』の世界 斉藤敏康
①はじめに
②小説集『上元灯』の改変とその意図
③江南郷鎮の風景と庶民生活
④「扇」
⑤「上元灯」
⑥「周夫人」
⑦揺らぐ郷鎮社会のはざまで
⑧改編再販『上元灯』の三編について
⑨「旧夢」
⑩「桃園」
⑪「詩人」

全く知らない小説家でも、それらを評価する文に出合うと、それだけで色々想像をたくましくさせて貰える。これまた丁寧な分析文。

『季刊中国』出版連絡先。
東京都千代田区西神田2-4-1東方学会ビル3階(TEL 03-3234-4700)
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